雰囲気は生きもの(清野)

いつも試合は、みんなに出場機会は同様に与えますが、出場時間はそれぞれのコンディションや意識で長い者もいれば、短い者もいます。


そのため新人戦の中東部予選が終わり、チーム内に様々な変化が現れ始めています。


悪い意味で言えば、試合に長く出たことで勘違いをしている者、都合が悪くなるとわがままな行動で、チームの雰囲気をみだしている状態に気づけなくなっていること。


私は【わがまま】には二種類あると思っています。

今は少し、悪い方のわがままが強くなってきているように感じます。


例えば、チームのために貪欲にシュートばかりを打ちにいくFW。横にはフリーな選手がいるのにパスを出さずに、シュートばかりをする。まわりも見ずに、自分勝手なプレーかもしれないが、チームのためになんとかしたいという思いが強くなりすぎて、わがままなプレーになってしまう。これは良いわがまま。


逆に自分を行動の中心にし、好きな練習は必死にやるが片付けやダウンはしっかりやらない、原因をまわりにおしつけ、文句が先行するわがままな行動。これは悪いわがまま。


私はチームの雰囲気は生き物だとも思っています。

わがままなんてあって当然だし、無い方がおかしいともおもいます。


二種類のわかままのどちらが強くなる学年のカラーなのかなと、そういう感覚で雰囲気をみているのです。


今日の練習では、良い意味での変化もみられました。試合に出る時間が短かっことによる危機感から意識が高くなった者が出てきたこと。今日の練習では、丸山とか梅田がとてもよかったと思います。体ではなく予測やタイミングで勝負する工夫がみられました。


サッカーは一人でやるものではないし、まわりに気を使いすぎるものでもない。考えを共有しあい、お互い考えを尊重するなかで我慢やチャレンジを繰り返し、擦り合わせてチームになっていくのだとおもいます。


県大会までにもっと良い変化を出していこう