7.10我慢(清野)

競技スポーツ(チームスポーツ)において
【楽しむ=好きなことをやる】ではありません

なぜなら、みんながやりたいことをやれば
チームはバラバラになります

練習でも、チーム戦術でも同じです

シュート練習はやるけど、守備練習はやらない
攻撃はやるけど守備はやらない
守備はやるけど攻撃はやらない など

私も経験がありますが
【我慢】という部分もとても大切になります

それはサッカーに限ったことではありません
クラスでも、授業でも同じです

大人になって社会に出てからも
同じことがいえます

辛いことでも、苦しいことでも
1人ではないから頑張れる
誰かのために頑張る
仲間のために戦う

これはチームスポーツの
最も大切な部分だし

学校の部活動がある
一番の意味ではないかと考えています

少なからず様々な我慢の中で
今の自分ができることは
何なのかを考え行動していると思います


私は現役のとき、こんな経験をしました

監督が変わり公式戦のメンバーに
選ばれなくなりました

若く、それまで試合に出ることが
当たり前だと思っていた私は
不満を【監督やコーチ】に向けていました

何でアイツがメンバーで俺が入らないのか
全然スタッフは見てくれていない など

人は不思議なもので
そういった思いがあると
態度や表情に必ず現れます

結局、そのシーズン試合に絡むことはできませんでした

しかし、その中でも
筋トレや練習を人一倍やっていたことは
覚えています

だからこそ「何で選ばれないんだ」と不満が
より大きくなっていってしまったのかもしれません。

翌年は
心を入れ替えチームのためにも働きました
その年もメンバーには選ばれませんでしたが

遠征に洗濯係でもいいから帯同させて欲しい
荷物運びでもいいから連れていってほしいと
フロントにお願いをしたりもしました

様々な人の支えもありながら
とにかく腐らず頑張れたメンバー外2年目でした

すると不思議と表情やプレー、立ち振る舞いが
変わっていきました

困っている人を助けたり
声かけをしたり
相談にのったりしていくうちに

仲間からに信頼を得ることに
つながっていきました

選手会長に選ばれ
(※ゲームキャプテンではありません)
まわりの環境も少しずつ変わっていきました

私がよく話す【不安と不満】の原点は
このような実体験からの変化にあります

誰かにせいにすることは
とても簡単なことです

しかし、それでは何も環境は変わりません
むしろ悪い連鎖を広めていくだけです

我慢の先に見えるもの

ベクトルを自分に向けて
学校生活や練習態度、私生活に
目を向けてみてください

ダメな選手は1人もいない
共に頑張っていこう

我慢の先に
倍増した楽しさが見えてくる